フリーランスに捧ぐ!腰痛にならないためのイスの選び方

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エンジニアは、オフィスワーカーの中でも椅子に座って作業している時間が長い職種です。
仕事中に動いているのは腕と肩だけということも少なくありません。
椅子に長く座っていると、肩こりや頭痛もしますし、体全体が固まったような感じになりますね。

椅子に長時間座っているのは、健康上もあまり良くないんです。
椅子に座っている姿勢は、立っているときよりも骨格に負担がかかっています。
また長時間座りっぱなしでいると、肥満や生活習慣病のリスクを高め、寿命を縮めると言われています。

まして、座っている椅子が自分に合わないと、負担はより大きくなります。
少しでも自分に合った椅子を選んで、体への負担を最小限に抑えましょう。

いい椅子とは

仕事中に使うタイプの椅子は、オフィスチェアとか、ワークチェアと呼ばれています。
もちろん好みもありますが、いい椅子とは、どういうものでしょうか?

理想的な姿勢は

座った時に、背骨がS字をキープできるような角度が理想です。
腰が少しだけ後ろに反っていると、腰への負担が軽くなります。
いい椅子は、この姿勢を保持できるように支えてくれるのです。

腕は、肘が90度になるように曲げるのが理想です。
できればアームレストなどに預けられると負担が減ります。

猫背にならないように注意しましょう。
背中や腰だけでなく、首にも大きな負担がかかり、ストレートネックの原因になります。

背もたれは必要?

背もたれのある椅子には、背もたれが低い「ローバック」、高い「ハイバック」、上にヘッドレストが付いた「ヘッドレスト付き」の3種類があります。
「理想の姿勢」を保つためには「ハイバック」か「ヘッドレスト付き」が向いています。
背もたれに体を預けると、自然とに理想の姿勢に近づくので、腰の負担を軽くできます。

ヘッドレスト付きは座る人の体格によってはかなり使いにくくなります。
実際にヘッドレストにもたれるのは主に休憩中で、作業中はあまり使わない人も多いので、ヘッドレストの有無は好みでいいでしょう。

アームレストは必要?

アームレスト付きと、アームレストなしという区別もあります。
アームレストがあれば、腕を正しい角度に保てるので上半身の負担を減らせるし、長時間作業していても腕や肘を休ませることができます。
愛用している人は、アームレストがあると腕の疲れ方が違うと言います。
高機能なワークチェアでは、アームレストも高さなどが調節できます。

しかしアームレストはかさばりますし、座っているときは閉塞感もあります。席を立つときにも邪魔です。
体格や机の高さ、キーボードの形などにもより、必要度が異なります。好みで決めましょう。

ロッキングは必要?

「ロッキング」は背もたれの部分を後ろに倒すことができる機能です。
背もたれだけが後ろに倒れる「背ロッキング」、背もたれと座面が連動する「背・座ロッキング」、背もたれと座面が独立して動く「シンクロロッキング」の3種類があります。
姿勢に合わせて動いてくれる「シンクロロッキング」のついている椅子はかなり高機能で高価なワークチェアです。
これも、座ってみて自分の好みと体格に合わせて決めましょう。

座面の深さ

座面は座り心地だけでなく、下半身全体に影響します。
深く座りすぎると膝の裏や太ももが圧迫されて足がむくみやすくなりますし、浅く座りすぎると、足が疲れます。
また座面の深さが合わないと、骨盤が歪んで腰痛になりやすいのです。
机の高さとも関係しますが、膝の裏が座面の先端に当たらないくらいに深く座れるものがいいでしょう。

座面の張地

張地(座面に張ってある素材)もいろいろあります。好みで選んでしまいがちですが、機能にも目を向けましょう。
一番多いのが布地で、安価でカラーバリエーションが豊富です。いろいろな加工があって、感触も違います。
高機能チェアに多いメッシュは通気性に優れ、フィット感が良いです。しかしホコリが溜まりやすく、冬は寒いです。
合皮は汚れに強くて手入れも簡単ですが、通気性がありません。
皮は豪華な雰囲気で手触りもいいですが、暑いです。蒸れると皮も痛みます。手入れも面倒です。

脚の素材

脚は樹脂か金属がほとんどです。値段や好みで選んでください。
ワークチェアはほとんどがキャスター付きですが、オプションでキャスターを外して普通の椅子の脚にすることもできます。
フローリングのお部屋なら、できればキャスターを外すか、椅子の下にはフロアマットを敷くことをおすすめします。
キャスター付きのままだと、フローリングを傷めて取り返しの付かないことになります。

机との相性

椅子は机とセットで使うもの。今ある机を使う場合は、まず机の高さを測っておきましょう。
有名な高機能チェアは欧米産のものも多く、欧米の天板の高い机が想定されています。
なので、国産の机で使うには、細かい調節が必要です。特に小柄な人は要注意です。

予算はどのくらい?

ワークチェアの価格帯は幅広いです。
あまり機能を重視していない、普通のオフィスにあるような椅子なら1万円程度から、またある程度の機能を備えた国産のお手頃ワークチェアなら5万円程度からありますが、欧米の高機能チェアなら20万円以上するものもあります。
さらに椅子本体だけでなく、ヘッドレストやアームレストなどのオプションをつけると、値段が上がります。
こだわればキリがないので、あらかじめ予算を考えておきましょう。

安かろう悪かろう?

1万円以下のワークチェアもありますが、あまりに安いものは、体にフィットしてくれません。
新品のワークチェアで体に沿って姿勢を保持してくれる機能が欲しいなら、、最低5万円程度の予算を用意したほうがいいようです。

中古品という選択

中古ではイヤだという方もいますが、ワークチェアには、中古で買えるものも多いです。
高機能で高価格なモデルの、いわゆる「ブランド物」がかなり安価に出回っています。
どうしても欲しいモデルがあるなら、状態のいい中古品を探すのも手です。
ただし、中古だけに個体差が激しく、ヘタリ具合は実際にすわってみないとわかりません。
楽天やヤフー・オークションにも中古のワークチェアはいろいろ出ていますが、実際に座ってみることをおすすめします。

一時期中古のリープチェア(内田洋行)が流行しました。
新品なら16万以上する高機能ワークチェアが3万円程度で手に入るのですから、かなりお買い得です。
もちろん中古なので、実際に試してみないと勇気のいる買い物です。

最近は、レビーノチェア(イトーキ)の中古が流行です。
8万円以上する高機能ワークチェアで、とにかく疲れにくいと評判の良いものでした。
しかし型落ちになったため、今は中古でしか手に入りません。

椅子の上手な選び方と使い方

本格的な椅子はかなり高価ですし、なんといっても長い時間使うものです。
じっくりと自分に合うものを選び、正しい使い方で、椅子の性能を活かしましょう。

選び方

とにかく買う前にじっくり試し座りすることです。
プロによると、最低30分、できれば1時間座って試すといいそうですが、かなり勇気が要ります。

ネット販売は安いですが、実物に触れることなしに買うのは危険です。
背もたれやロッキングなどは、実際に座ってみないとわかりません。
特に中古品は、実物を見ないと怖くて買えないと思います。

試すときは、靴を脱いだり、机に手を置いてパソコンを打つ姿勢になってみたり、いつもの状態に近づけて試しましょう。
いつもの状態で違和感がなく、かつリラックスしやすい椅子を選びましょう。

調節の仕方

お店で展示されている椅子は、店員さんや標準的な体格の方、展示品の机に合わせて調節されています。
買ったあとは、自分の体格や自宅の机に合わせてきちんと調節しましょう。

高機能ワークチェアは、びっくりするほどいろいろなところが調節できます。
座面、背もたれ、アームレストなど、ほとんどの部分が細かく調節できるものもあります。
とにかく、自分のベストポジションを探して調節しましょう

調節だけで足りなければ、オプションやオーダーで調整できる部分もたくさんあります。
ただしこれは予算と相談になります。

調節だけでなく、機能が多すぎてわからなくなったりしますので、説明書はとっておきましょう。

代表的なワークチェア

比較的手に入りやすく、評判のよいワークチェアをいくつかご紹介します。
評判のよい椅子はたくさんあるので迷うかもしれませんが、座る人の身長でかなり程度絞られます。
どんなに高機能なワークチェアでも、大柄な人にも小柄な人にも合うというものではないからです。
お店で試してみるときに、確認してみましょう。

Leap(リープ) 内田洋行

公式サイトはこちらです。
一見地味な普通の椅子ですが、しっかりと体をサポートしてくれる、地道な実力派です。
一箇所に圧力がかかることがないので、体がリラックスできると評判です。
リクライニングしても、机との距離があまり変わらないのもポイント。

アーロンチェア ハーマン・ミラー社

人間工学に基づいて設計された、ハーマンミラー社の定番モデル。公式サイトはこちら
黒いメッシュのデザインは有名ですね。アメリカ製なので、大柄な人向きかも。
高額な椅子のイメージがありますが、お手頃なモデルは8万円台からあります。
長時間座って仕事する人のために、腰痛などが起こりにくいように作られています。

Cassico(カシコ) イトーキ

イトーキが女性向けに作ったワークチェア。公式サイトはこちら
欧米ブランドどころか国産でも大きいという小柄な女性にも対応している貴重なモデルです。欲しいです。
男性と女性では骨格も疲れ方も違うので、細かいところがかなり違うそうです。
座面は女性の骨盤の形に合わせ、太ももを圧迫せず、足がむくみにくくなっています。
女性の力でも調節しやすいレバーもポイント。
4万円台からと、価格もお手頃です。

ちょっと変わった椅子

形状や機能に特徴のある椅子もたくさんあります。
手軽に試せる物が多いので、いつもの椅子で疲れたときの気分転換にしてもいいですね。

バランスチェア

背もたれがなく膝置きのある、特徴的なフォルムの椅子です。商品名ではなく、いろいろなメーカーから出ています。
子供の姿勢矯正用の椅子としても有名ですが、大人用もあります。
見た目から想像できるとおり、慣れるまでは長時間座るのも大変です。
1週間くらいすると慣れてきて、背筋を伸ばして長時間座れるようになるようです。
背筋と腹筋が鍛えられるので、腰痛も軽減でき、ダイエットにもなるそうです。
見た目に圧迫感がないのもいいですね。

バランスボール

少し前、先進的なオフィスで「バランスボールをイス代わりにする」ことが流行りました。Googleでもやっているとか。
これもバランスチェア同様に慣れるまでは大変ですが、背筋と腹筋が鍛えられていいそうです。
私も一度チャレンジしたことがありますが、机が妙に高くて全然合わなかったので断念しました。
ボールだけにサイズ調整しにくいので、机を選ぶと思います。
あと、席を立つと転がっていきます。オフィスの見た目がちょっとだけ間抜けですし、最初はゴムの匂いがあります。

いっそ椅子なしで

これも海外のオフィスからの流行ですが、椅子なしで立ったまま高い机で作業するという手もあります。
椅子を買わなくていいので、今の机にちょっとした台になるものを載せるだけで、手軽に試せます。
背筋が伸びるので目が覚めますし、意外に集中できて、作業が早く進みます。

ちなみに私は立ったり座ったりしています。ノートパソコンだからできる技です。
座っているときは机より高いテーブルに普通の安い椅子です。
立つときは、机ではなくて、出窓のカウンターにパソコンを置いています。
立ちっぱなしだと足が痛くなるので、椅子で疲れたら立ち、足が痛くなったら座っています。
ずっと同じ姿勢ではないのがいいようです。

さいごに

腰が痛くなると、いい椅子が欲しくなる人が多いそうです。
でも、いくらいい椅子でも腰痛は治りません
椅子は、正しい姿勢をホールドすることで、腰痛の症状を出にくくしてくれるだけです。
腰痛はきちんと病院に行って治療しましょう。

成瀬京子

成瀬京子ライター

投稿者プロフィール

モバイル機器が好きでいろいろいじり回してますが、外出はキライです。
空いた時間があれば、ずっとブログを書いたりWebを見たりしています。
根っからのWindows&Android派ですが、最近は専用端末が増えて困ってます。三半規管が弱いので、Googleストリートビューや3Dゲームで酔うのが弱点です。
よろしくお願いします。

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