タスクランナーのGulpを使って、Sassをコンパイルする環境をつくってみました。Gulpの基本がわかっていれば、簡単にできますよ!
Gulp.jsを使ってSassを使ってみる
それでは早速、Compassを使ってSassをコンパイルする手順を見ていきましょう。CompassとGulpは、すでにインストール済みで使える状態になっているとして進めていきます。
なお、Gulpの基本やインストール方法については、
こちらの記事でご紹介しています。
Compassプロジェクトをつくる
まずは、Compassのプロジェクトを作成しましょう。Terminalから下記のコマンドを実行して、新規のCompassプロジェクトをつくります。
package.jsonを作成する
下記のコマンドを実行して、package.jsonファイルを作成します。
いろいろと確認が出ますが、ひとまずEnterを押して進めていけばOKです。package.jsonの中身は下記の通り。
{
“name”: “gulp-test”,
“version”: “1.0.0”,
“description”: “”,
“main”: “index.js”,
“scripts”: {
“test”: “echo \”Error: no test specified\” && exit 1″
},
“author”: “”,
“license”: “ISC”
} |
gulp-compassをインストールする
GulpでCompassを動かすために、gulp-compassをインストールします。下記のコマンドを実行します。
sudo npm install –save-dev gulp-compass |
インストールがうまくいっているのか、package.jsonの中身を覗いてみましょう。
{
“name”: “gulp-test”,
“version”: “1.0.0”,
“description”: “”,
“main”: “index.js”,
“scripts”: {
“test”: “echo \”Error: no test specified\” && exit 1″
},
“author”: “”,
“license”: “ISC”,
“devDependencies”: {
“gulp-compass”: “^2.1.0”
}
} |
devDependenciesにgulp-compassと追記されましたね。
gulpfile.jsを作成する
プロジェクトフォルダーの直下に、gulpfile.jsを作成。下記を記述して保存します。
var gulp = require('gulp');
var compass = require('gulp-compass'); gulp.task(‘compass’, function(){
gulp.src(‘sass/**/*.scss’).pipe(compass({
config_file: ‘config.rb’,
comments: false,
css: ‘stylesheets/’,
sass: ‘sass/’
}));
}); |
コンパイル用のCSSを作成する
さて、準備が整いました!
プロジェクトのSCSSフォルダに、Compassを使ってコンパイルする用のCSSファイルを作成します。何でもいいのですが、下記を記述したtest.cssファイルをつくりました。
gulpでCompassを実行する
下記のコマンドを打って、Compassを実行してみましょう
gulpfile.jsを読み込んだあと、Compassが起動。コンパイルが走って、プロジェクトのstylesheetsフォルダにtest.cssというファイルが作成されました。
あとがき
Gulpにはライブラリもたくさんあるので、いろいろと活用できそうですね。それでは。