最近はAI(人工知能)が盛んですね!Googleが開発したAlphaGoがプロ棋士を破ったり、私たちが使っているスマホにはSiriやGoogle Nowなどの対話型のAIサービスが備わっています。最近ではGoogleのDeepMindなんかも巷を賑わせています。今後はより一層、AIの利用が増えていくことでしょう。
本記事では、AIの中でも機械学習系のAPIについてまとめてみました。導入のハードルもそれほど高くはないので、興味をもたれた方は使ってみてはいかがでしょうか?
機械学習系のAPIまとめ
Cloud Machine Learning
Google Cloud Machine Learning at Scale — Google Cloud Platform
Googleがリリースしている、機械学習サービスです。Googleが自社用に使用していた機械学習プログラムが公開されたのが、Cloud Machine Learningということです。画像の解析を行う「Cloud Vision API」や、音声認識の「Cloud Speech API」などが使えます。
Googleの機械学習APIとしては、TensorFlowも有名ですね。Cloud Machine LearningはGCP NEXT 2016で公開されたばかりの、機械学習の最新サービスです。
Amazon Machine Learning
Amazon Machine Learning (機械学習モデルの作成、実行) | AWS
機械学習をはじめる場合、まずは機械学習や統計学などの基本的な知識を身につける必要がありました。これが、機械学習に取り組むときの大きなハードルになっていたのです。
2015年4月にAmazonが公開したAmazon Machine Learningは、こういった問題点を解決してくれるサービスです。予測APIの生成までが管理画面から簡単にできるので、これまで機械学習に取り組んだことのない方でも取り組みやすいです。
機械学習系のAPIとしては代表格とも言えるサービスで、Amazonが提供しているAWS(Amazon Web Services)、つまりクラウド上から機械学習APIが簡単に利用できます。
Microsoft Azure Machine Learning
Machine Learning | Microsoft Azure
こちらもクラウドから機械学習が利用できるサービスです。Microsoftが提供しているAzureから利用できる、Microsoft Azure Machine Learningです。
ドラッグアンドドロップなどの直感的な方法を使って、わずか数分(公式サイトより)でデプロイまで完了します。ギャラリーやマーケットプレイスもあるので、他ユーザーのアイデアを参考にすることもできますね。
IBM Watson Analytics
IBM Watson(ワトソン) – Japan
ちょっと機械学習とは毛色が違いますが、同じAI系のサービスということで一緒に取り上げておきます。
Watsonは、IBMが開発しているAIプロジェクトです。複雑で膨大なデータの中から、洞察やパターン、予測値などの結果を得ることができます。2013年より一般のユーザーにも提供されています。アメリカのテレビ番組に出たりと、ニュースで話題になっていることも多いですね。
あとがき
機械学習が利用できるAPIサービスについてまとめました。導入のハードルは下がってきていますが、適切な変数設定やアルゴリズムの組み立てが重要なことには変わりがありません。サービスやアプリに活用する場合も、うまく利用していきたいものですね。